2011年04月30日

掲載情報[メトロポリタン・オペラ(MET)]

*2011年6月号『クロワッサン プレミアム』
日本公演直前スペシャルと題して特集されました。
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2011年04月28日

特別番組第2弾!豪華メトロポリタン・オペラの秘密[メトロポリタン・オペラ(MET)]

特別番組第2弾、放送詳細決定!
徹底解剖!メトの魅力を先取り!

  
【豪華メトロポリタン・オペラの秘密】
2011年5月3日(火・祝) 11:30〜 テレビ東京
http://www.tv-tokyo.co.jp/program/detail/21671_201105031130.html

耳からも目からも、オペラの醍醐味がたっぷり味わえるメトロポリタン・オペラ(MET)
今年、5年ぶりに待望の来日を果たすMETの魅力をご紹介する特別番組、第2弾!!
見どころ、聴きどころ、Metの秘密をひもといてくれる番組。
カメラは舞台裏、歌手たちの素顔にまで迫ります!

インタビュー6 ポール・プリシュカ(バス)[メトロポリタン・オペラ(MET)]

METの歴史を知る、名脇役ポール・プリシュカのインタビュー。
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Q:来日公演で演じる「ラ・ボエーム」べノア&アルチンドロ役は、今までどのくらい演じてこられましたか?
― 何度も演じてきましたが、若い頃はコリーネの役を演じる機会の方が多かったですね。
べノア役とアルチンドロ役は、以前はバスとテノールで別々の歌手が歌っていました。
今回私は一人で両方の役を演じますが、一方の役で黒いかつらを被って演じることから、今回は彼等をひとりの人物で、“べノアが黒いかつらを被ってアルチンドロに扮している”という設定で歌ってみたいと思っています。
また、べノアという人物に関して、台詞のひとつひとつが細部まで非常によく考えて構築されているので、この役を演じるのがとても楽しいのです。これに対してアルチンドロの人物像はなかなかとらえにくいので、演じる側としては難しいですね。
ですから、この二人をひとつの役として演じることは、私はとても良いことだと思います。
歌手はどのような役を演じるにも、その役がどのような個性をもっているのかをとらえなければなりません。アルチンドロという人物像のとらえ難さ、そして、“年寄りが若い女性と一緒になろう”とする姿は、ともすれば馬鹿にされるだけで終わってしまいますので、ベノア
同一人物だという設定は、アルチンドロの人物像を良い意味で色づけできる効果があるのではないでしょうか。

Q:ベノアとアルチンドロを一人の人物として演じるというアイディアはプリシュカさんが初めてなのでしょうか?
― 「ラ・ボエーム」の上演回数は世界的にも非常に多いですし、おそらくそういった考えで演じた歌手は他にも誰かしらいたのではないでしょうか。でもMETでは私が初めてだと思いますよ。

Q:以前はアルチンドロ役をテノール歌手が歌っていたと仰っていましたが、今回プリシュカさんが歌うスコアはバスのために手直しされているのですか?
― いいえ、アルチンドロ役の声域はあまり高くないので、発声練習は必要ですが、手直しせずに歌っています。

Q:劇中ではコミカルな演技を交えて、METの聴衆の皆さんをとても楽しませていらっしゃいますね。演技中は聴衆の反応をどのように感じていますか。
― METの劇場はとても広いので、聴衆の反応がとても大きくなければ舞台の上からではなかなか気づけません。ですが、素晴らしい反応をしてくれたときは、演じる側としてもとてもインスピレーションを受けますし、大きな糧となります。
また、大きな劇場では観客席の一番遠い所まで届かなければならないので、さりげない動作の演技も大きくアクションしなければなりません。近年では劇場に字幕がついているので、全編イタリア語でも台詞の意味が分かり、聴衆の皆さんに一層楽しんで頂くのにとても大きな助けとなっています。
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Q:私は1991年からMETを見続けてきましたが、当時も字幕がありませんでしたね。
聴衆は字幕を読んで反応をすることもあるので、舞台上のアクションとずれてしまうことがありますよね。そこで、字幕があることによって、特に取り組んだことなどはありますか?

― 確かに何回かに一度はそういった反応のずれを感じることはあります。
そのずれに驚いてしまうことはありますが、劇場に字幕があることのメリット、デメリットを考えれば、圧倒的にメリットの方が大きいと思います。
「ラ・ボエーム」のような作品では、それぞれの役のもつエネルギーがとても大ききいので、聴衆の皆さんが舞台上の出来事に共感して、役のエネルギーに巻き込まれていくことが大事だと思います。しかし、字幕に見入っていてはそのエネルギーを汲み取れないことがあります。
ですから、聴衆の皆さんには前もって勉強をされてから聴きに来られた方が、オペラをより一層楽しんでいただけるのではないでしょうか。
オペラは簡単な芸術ではありませんので、私たち歌手にも聴衆の皆さんにとっても、勉強をすることはとても大切なことなのでしょうね。
しかし、オーケストラの演奏を楽しみにする人、歌声が好きな人や、ストーリーに関係なく音楽だけを楽しみにする人もいます。オペラの楽しみ方は、本当に人それぞれだとも思っています。

Q:1961年にデビューされて以来、METはどう変化してきたと感じますか。
― 世界最高峰のオペラ・ハウスであることは、今も昔も変わっていません。
変わった点というと、私のデビューした時代は、人間の声の質が最も重要視されていましたが、現在のピーター・ゲルブ総裁になってからは、大道具などのセットや、演じる歌手が役に合った体格であるかなど、視覚的要素を含めたオペラの全体像を重要視するようになりました。
そして最も大きな変化は、ライブビューイングの上映でしょう。
しかし、生演奏を体感するのと、映画館で見るのとは全く違います。
劇場に足を運んで得られる素晴らしい感動は味わえないかとは思いますが、オペラに身近に触れてもらい、本物のオペラを聴きに行きたいと感じてもらえたら嬉しいですね。

Q:では、今回の来日についてお聞かせください。
― 日本に行くことはとても楽しみです。
私は盆栽が趣味で、家にもたくさんあるのですが、以前来日した時には大宮に盆栽を見に行きました。6月の来日でも行けたらいいなと思っています。
また、能の劇場で働く友人がいますので、彼に会えることも非常に楽しみです。

Q:日本の聴衆の反応についてはどう感じていますか?
― 日本の聴衆は本当に勉強熱心で、オペラをよくご存知だと感じます。
しかし上演中のリアクションについては、アメリカやヨーロッパに比べるとかなり静かですね。
日本の方はその場その場で感じた気持ちに対してあまりオープンではないのでしょう。
私はそんな日本の聴衆の皆さんを、非常に礼儀正しいと思います。
上演中のリアクションがたとえ静かでも、終演後の遅い時間に、楽屋口には多くの方々がいらしてくれます。声を掛け、サインを欲しがって下さる姿に、彼等のオペラ対する熱意と愛情をとても強く感じます。
日本には熱意あるオペラ・ファンがたくさんいらっしゃるので、私たちは日本ツアーをとても楽しみにしています。

Q:それでは、最後の質問です。プリシュカさんにとってオペラとはどのような存在ですか。
― 私はよくオペラを野球に例えます。ピッチャーは、若いときは9イニングを通して投げることができますが、年齢と共にリリーフになり、最後にはクローザーになります。
私も若い頃には「ボリス・ゴドゥノフ」や「ファルスタッフ」を全幕歌えましたが、今はベノアのような役柄になってきました。ですが、ご存知のようにリリーフ・ピッチャーというのはとても大事な存在なんですよ(笑)
私は歌手として今まで様々な役を演じ、おそらく3000回以上は舞台に上がってきました。
たとえ同じ役を演じていても、日によって気分やコンディションは違います。
私にとって歌うこと、演じることは人生において終わりのないひとつの長い舞台なのです。


  

いよいよ来日間近!!『メトロポリタン・オペラ』2011
http://www.japanarts.co.jp/MET2011/

『ラ・ボエーム』
6月8日(水) 19:00 NHKホール
6月11日(土) 15:00 NHKホール
6月17日(金) 19:00 NHKホール
6月19日(日) 19:00 NHKホール

『ドン・カルロ』

6月10日(金) 18:00 NHKホール
6月15日(水) 18:00 NHKホール
6月18日(土) 15:00 NHKホール

『ランメルモールのルチア』

6月9日(木) 18:30 東京文化会館
6月12日(日) 15:00 東京文化会館
6月16日(木) 18:30 東京文化会館
6月19日(日) 12:00 東京文化会館

『MET管弦楽団 特別コンサート』 売切れ
6月14日(火)19:00 サントリーホール

2011年04月19日

掲載情報:ぶらあぼ5月号[メトロポリタン・オペラ(MET)]

*2011年5月「ぶらあぼ」
ぴっくあっぷページにピョートル・ベチャワとスザンナ・フィリップスの
インタビューが掲載されました。
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ebookで内容をご覧いただけます。

2011年04月14日

インタビュー5 スザンナ・フィリップス(1)(ソプラノ)[メトロポリタン・オペラ(MET)]

太陽のような笑顔が印象的なスザンナ・フィリップスのインタビュー!
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Q:《ラ・ボエーム》のムゼッタは周囲の人をハッピーにするキャラクターですが、
フィリップスさん自身、キャラクターと重なるように感じます。それについてどう思われますか?

―そうかもしれません。人々が笑ってくれるととても嬉しいですし、私自身人生そのものをとっても楽しんでいます!私は基本的にはハッピーな人間だと思っています。
ですから、自分とムゼッタの重なる部分もあると思いますが、彼女ほどとっちらかっていないというか、私はもう少し集中力があるかしら?(笑)

Q:《ラ・ボエーム》というプッチーニの作品の魅力についてお聞かせください。
―《ラ・ボエーム》はオペラの中心的存在だと思います。
本当に圧倒されるような感情が詰まっていて、シンプルなラブストーリーではあるけれども、数あるオペラそしてMETの中でもアイコン的存在だと思っています。
これは、ある特定の時代を描いています。全てがこのゼッフィレッリのプロダクションで再現されていると思いますし、「宝石」のようなオペラだと思っています。また、この作品の素晴らしさというのは、決して古くならないということです。初めて聴いたときも、そしてまたその後に聴いても音楽の美しさ、スコアの中にある美しさに常に感動し続けます。何回聴いても常に新しい何かを発見できる作品だと思います。私自身も100回以上この作品を聴いていると思いますが、実は2週間前にリハーサルをしていた時に、4幕目になったときに思わず涙が出てしまいました。私は普段、泣く性格ではないのですが、音楽の美しさに圧倒されて涙が出てしまったのです。それほど力のある作品だと思います。

Q:初めてご覧になった作品も《ラ・ボエーム》とおっしゃっていましたが、お幾つの時でしょうか?
―初めて観たのは12歳か13歳の時だったと思います。生まれ育ったのが南部のアラバマ州で、近くにオペラ劇場というものは全くありませんでした。しかし、年に1度両親が兄と私をNYまで連れて行ってくれて、その時にオペラを見る機会に恵まれました。元々音楽は大好きだったのですが、オペラは特に舞台美術や衣装など見どころがいろいろありますので、とにかく興奮したのを覚えています。

Q:それではオペラ歌手になろうと思ったきっかけも、METで観たオペラでしょうか?
―もちろん!とっても大きな影響を受けました。
けれども、本当に声楽家に習おうと思ったのは大学時代なんです。レッスンを受け始めたのは15歳の時ですが、その時はプロになるのかどうか分かりませんでしたし、私の周りにもそういったプロの声楽家の方がいなかったので全く想像がつきませんでした。しかしジュリアードに入学してからは、オペラ歌手になるということが現実的に考えられるようになりました。
子供の頃に観ていたMET、そこで歌うということは本当に"Dream Comes True"!!この場所で歌うということは究極の夢でもありましたし、何よりMETは最高のオペラハウスである、この場所で歌えるということは、本当に夢が叶ったってことですよね!

Q:《ラ・ボエーム》をご覧になった時に「ムゼッタ」のパートをやってみたいという気持ちはありましたか?

―もちろんです!彼女に惹かれない人が果たしているのかしら?彼女は本当に元気いっぱいで、稲妻のようにたった今いたと思ったら突然またいなくなってしまう、そういうような人間だと思います。もちろん私が一番好きな役は「ミミ」ですけど、「ムゼッタ」もみんなの元気の中の中心にいるような人間だと思います。
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Q:いま「ミミ」のお話がちょうど出ましたが、「ミミ」と「ムゼッタ」はとても対照的な女性でまるで陰と陽というような形ですよね。ムゼッタはすごく生命力に溢れているのに対し、ミミはどんどん衰えていくようなそういった対比みたいなことをご自身で考えながら演じられているのでしょうか?
今回日本公演の場合は「ミミ」はネトレプコさんが演じられますが、いかがでしょうか?
―すべての役を演じる上で全く違うアプローチを持っていなくてはいけないのですけれども、ミミとムゼッタにおいては非常に対照的な声でなくてはいけないと思います。どちらの声が重くてどちらが軽いかは重要なことではないと思うのですが、とにかく声が対照的ではないといけないというのが1つ言えることです。
そしてまた、この2人というのは一方でそれほど違わない、違うといえば違うのですが、特に人生に対する姿勢というのはそれほど違わないとも思います。というのも、人を愛するということに全てを懸けているという面ではとても共通点があると思うからです。ムゼッタは初めからマルチェッロを愛していることに疑問を抱きませんし、ミミにおいてもロドルフォを心底愛している、そういう一途な愛という点では2人はここに同じだと思います。
それ以外のことは全く違いますけどね!(笑)

Q:「ミミ」が好きとおっしゃっていましたが、ミミを演じてみたいと思いますか?またその際に自分だったらどんなミミを演じたいなどヴィジョンがありましたらお聞かせください。
―もちろんミミを演じてみたいと思っています。役作りに関しては、自分が始めてその音楽を耳にしたとき、経験したとき、それこそまず楽譜を見たときだけでも自分だったらこんな風に歌いたいとか何かしら生まれるはずです。是非歌いたいと思いますし、それが歌えるようになった時は私にとって本当に大きな前進の時だと思っています。ですから、今からその日がとっても楽しみで仕方がありません!
でも、今は「ムゼッタ」を歌えるということにとっても満足しておりますし、どちらの役柄もとっても素晴らしいと思っています。

Q:今回のプロダクションの一番最後のシーンで、ミミが死んだときにムゼッタはマルチェッロと抱き合いそうになりながらも、一度彼を退けてから抱きつくというシーンがありますが、その部分はなにかフィリップスさんご自身の解釈があっての演出なのですか?
―いいえ、私自身の解釈ではなくて演出の一部なのよ。最初言われた時には「え、そんなことしなければならないの?」と思ったんですけれども、リハーサルをやりながら演じるようになってからは、そのタイミングが本当に素晴らしいと思うようになり、今ではその一瞬止まる瞬間が、私にとっては本当に好きな瞬間になっています。

その2へつづく ―

「ランメルモールのルチア」花婿アルトゥーロ役[メトロポリタン・オペラ(MET)]

現在絶賛上映中のMetライブ・ビューイング「ランメルモールのルチア」で、
悲劇に巻き込まれる花婿アルトゥーロ役を演じているMatthew Plenkは、
日本公演でも同役を演じる予定です。ご注目ください!
※ルチアの上演は4月15日(金)までです。お見逃しなく!
posted by Japan Arts at 11:49 | メトロポリタン・オペラ(MET)2011>NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月08日

励ましのメッセージ[メトロポリタン・オペラ(MET)]

週末、会場にて下記フライヤーを配布します。
Metは日本を応援しています。温かなメッセージも寄せてくれました。

“この度の大きな災害により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
メトロポリタン・オペラは、これまでの数々の日本公演を熱くご支援くださった、音楽への造詣の深い日本の観客の皆様に敬意を表すと共に、感謝申し上げます。皆様にとって大変に困難な日々に、私達カンパニーの友情の思いが皆様と共にありますことをお知らせいたします。”
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※画像をクリックするとPDFでご覧頂けます。

また、好評だった特別番組が5/3に第2弾の放映決定!
5 月3 日(火・祝)午前11:30〜 テレビ東京
“豪華メトロポリタン・オペラの秘密

posted by Japan Arts at 20:21 | メトロポリタン・オペラ(MET)2011>NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

掲載情報[メトロポリタン・オペラ(MET)]

*2011年4月8日(金)日本経済新聞 朝刊
METライブビューイングの全面広告が掲載されていました!
明日、9日からは「ランメルモールのルチア」が上映されます。
来日公演までに、予習をしてみてはいかが?
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※画像をクリックするとPDFでご覧いただけます。

2011年04月07日

交通広告[メトロポリタン・オペラ(MET)]

桜の花もほころび始めました!
メトロポリタン・オペラのポスターが、いろいろなところに貼られています。
ご注目ください。
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2011年04月01日

トランペット奏者、ジェイムズ・ロス[メトロポリタン・オペラ(MET)]

メトロポリタン・オペラが素晴らしいところは、世界のトップスター歌手たちはもちろん、オーケストラが雄弁にストーリーを語りかけてくれること。
そこで今回はメトロポリタン歌劇場管弦楽団のトランペット奏者、ジェイムズ・ロスのインタビューをお送りします。
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Q:ロスさんはセントルイスのご出身だそうですね。
もともと普通のオーケストラではなく、
「はい。カナダのラジオではオペラが放送されていて、地元にいた頃からオペラは大好き。METにはオーディションを受けて入団しました。」

Q:オペラのオーケストラならではの楽しさを教えてください。
「僕はいつも“楽器を通して歌うこと”を意識して演奏をしています。その点で、オペラのオーケストラは素晴らしい歌手たちの歌声を常に聴ける環境にあり、自分が演奏する上でもとても参考になります。さらに、ペラでは舞台で起きていることに素早く反応し、フレキシブルに演奏する能力が必要とされます。舞台で何が起こるかわからない!という楽しみがありますので、とてもエキサイティングな仕事ですよ(笑)。」

Q:舞台の上で面白い演出や物語が進行している時、つい振り向いて見てしまいたくなることはありますか。
「それはもう、いつもです(笑)。僕がMETに入った最初のシーズンに、ワーグナーのリングが上演されたのですが、演奏中にチューバ奏者の人が僕の背中を叩いて「舞台を見てみて!」と声を掛けてきました。振り向いて見てみると、そこにはまるで魔法をかけたかのような舞台が広がっていて感動したのを覚えています。オペラは音楽的要素に加えて視覚的な要素がとても重要ですし、いつも振り向いてみたくなってしまいますね。」

Q:メトロポリタン歌劇場管弦楽団の音楽的な特徴を教えてください。
「さまざまなスタイルの演奏ができる柔軟さだと思います。オーケストラ同士でお互いに意見を聞き合うこと、舞台上で起こっていることには常に心を向けることは音楽監督マエストロ・レヴァインの考えでもあります。ですからこのオーケストラには指揮者に頼るだけではなく、お互いに話し合いながら演奏をする習慣が根付いています。
そして、METの演奏を特別なものにしているもうひとつの要因に、弦楽器の音色の温かさがあると思います。また、僕が入団して以来、新しい首席奏者が次々と入団してきています。チェロやクラリネットやフルートなどには素晴らしい奏者が入団してきましたし、新しいコンサートマスターも本当に素晴らしい方々です。オーケストラがどんどん良くなっていっていることを実感しています。」

Q:ジェイムズ・レヴァインについてもお話しいただけますか?
「彼はオペラ・ハウスでの仕事に関して世界中の誰よりも深い理解力、洞察力があるマエストロです。そして何よりも彼はとても優しい方です。自分が求めるものに対して一切妥協はありませんが、とても優しい言葉で皆をそこへ導いてくれます。彼はまずオーケストラの演奏を聴き、その演奏を考慮した上で、作曲家ごとの特徴を踏まえてそれぞれ異なった要求をします。彼とは長年一緒に活動をしていますので、そういった要求にはすぐに応えることができるようになりました。お互いが深く理解しあっていますので、マエストロとオーケストラの関係はとても良い状態にあると思います。ちなみに、団員は彼のことを親しみと尊敬を込めて“ジミー”と呼んでいるんですよ。“マエストロ”ではなくてね!それは、いつもフランクな関係でいたいという彼の希望でもありました。」

Q:そういった関係が40年に渡りMETで指揮し続けてきた理由なのかもしれませんね。
「確かに、こんなに長くひとつのオペラ・ハウスと良好な関係を持ち続けている指揮者はいないですよね。このような関係があるからこそ、私たちは安心して音楽を奏でることができますし、アーティストたちは自分をさらに向上させようと挑戦し続けてもいけるのです。」

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