2009年01月19日

錦織健による公演ナビゲート [錦織健プロデュース・オペラ]

nishikiori_port.jpg みなさんは、ドニゼッティという作曲家の名は御存知でしたか?
ヴェルディ、プッチーニほどは有名でないにしても、オペラファンにとってはお馴染みの名、私達歌手にとっては大好きな名前です。美しいメロディーや数多い声の技術の見せ所が特徴だからでしょうか。もちろん本場イタリアでも大人気の作曲家で、通過がユーロになる前のリラの時代はお札に彼の肖像が印刷されていたほどです。「愛の妙薬」は彼の代表作のひとつで、テノールの名アリア「人知れぬ涙」が有名です。なんだか悲しそうな歌ですが、まさか恋人が死んだとか? いえいえ「愛の妙薬」はのどかな農村の恋のすれ違いのお話です。妙薬はすなわち”惚れ薬”。飲んだ本人はたちまち周囲の異性にモテまくるというのですが、果たして...。

------ストーリ-------
素朴で内気な農夫ネモリーノ(私、錦織)は美しい地主の娘アディーナ(森麻季さん)に恋焦がれていますが、彼女は高嶺の花、遠くから見つめるしかありません。そこへ村に駐屯する軍隊がやって来ました。スケベ軍曹のベルコーレ(大島幾雄さん)は美しいアディーナを見るなりいきなりプロポーズ!ネモリーノはあせります。突然ラッパが鳴り響き旅回りのあやしい医者ドゥルカマーラ(三浦克次さん)が現れ、村人相手に早口で商売を始めるのですが、その愛嬌と胡散臭さは必見、まさに西洋版ガマの油です。
その胡散臭い医者に助けを求めたネモリーノは有り金はたいて魔法の惚れ薬なるものを買いました。この「愛の妙薬」を飲めばアディーナもきっと僕のことを....ってそうなるはずがありません。なぜならば彼が買わされたのは単なる安ワインだったんです。自分はモテると信じたネモリーノとあきれるアディーナのちぐはぐなやりとりが笑えます。しかしこのことでアディーナは怒り心頭、あてつけにスケベ軍曹との結婚に同意してしまうのです。なんてことだ、妙薬が足りなかったのか!驚いたネモリーノはドゥルカマーラからまた薬を買おうとするのですが、もうお金ががありません。お金を手に入れるため恋敵のスケベ軍曹に頼んで軍隊に志願しその入隊金でネモリーノは再び妙薬を買うのでした。モテた気持はわかるけど軍隊に入るのは命がけ、どうかしてますよね。そもそも薬はニセモノだし。でもこの命がけの行動を知ったアディーナは、彼の愛の深さを知ってホロリと涙します。これが人知れぬ涙!物陰から彼女の涙を見たネモリーノがアディーナの愛を感じて歌うのです。悲しい歌じゃないですよね。
アディーナはネモリーノの愛を受け入れハッピーエンド。スケベ軍曹はさっそく次の娘を口説き、インチキ医者は「わしの妙薬のおかげじゃよ」と高笑いしながら去っていったとさ。めでたしめでたし----------とまあざっとこんなお話ですが、このストーリー、なんだか吉本新喜劇にありそうな気がしません?
 私なんか芸人さんのキャスティングまで頭に浮かんできます。この楽しいお話を美しい音楽に乗せてお届けします。誰もが楽しめるオペラだと思いますよ。

公演の詳細は下記よりご覧下さい。
錦織健プロデュース・オペラVol.4 “愛の妙薬”公演情報

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