2010年06月28日

マリア・グレギーナ、ヴェローナ音楽祭2010のオープニング公演に出演[マリインスキー・オペラ2011]

2011年マリインスキー・オペラに出演するマリア・グレギーナがヴェローナ音楽祭2010のオープニング公演「トゥーランドット」に出演しました。その様子をフリーライターの千葉望さんがレポートしてくださいました。
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指揮:ジュリアーノ・カレッラ
演出:フランコ・ゼッフィレッリ
衣装:ワダ エミ

<主な配役>
トゥーランドット:マリア・グレギーナ
カラフ:マルコ・ベルティ
リュウ:タマール・イヴェリ
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 6月18日、今年の「ARENA di VERONA」が開幕した。今年の話題は何と言っても名演出家フランコ・ゼフィレッリが88歳を迎え、今後オペラ演出から引退すると発表したことを記念する「オール・ゼフィレッリプログラム」となったことだろう。「トゥーランドット」「アイーダ」「蝶々夫人」「カルメン」「イル・トロヴァトーレ」の5演目すべてがゼフィレッリによる演出上演され、音楽祭のサブタイトルも「88° Festibal 2010/Franco Zeffirelli e l‘Arena」。ヴェローナの街中に、またミラノ中央駅にも公演ポスターが貼り出され、イタリアが誇るマエストロへの敬意と愛情が感じられた。
 その初日に上演されたのが「トゥーランドット」である。ゼフィレッリ演出、指揮ジュリアーノ・カレラ、衣装ワダエミらによって創り上げられた舞台は金色に輝く豪華な紫禁城のセットがまぶしいほどで、初日の華やかな雰囲気をいやがうえにも高めていた。主役のトゥーランドットは来年2月に来日が予定されているマリア・ゲルギーナ、カラフにはマルコ・ベルティ、リューはタマル・イヴェリという顔ぶれ。すでにドラマティック・ソプラノとして評価の高いマリア・グレギーナは、氷の姫君らしい堂々とした姿で登場した。豪華なセットや衣装にも負けない輝かしさには、姫というより女王の風格があった。
 乾いた風が吹き抜ける歌手にとっては決してよいとは言えない条件。息をすればのどが渇いてしまい、音程や音質を維持するのもむずかしそうに思われたが、グレギーナはさすがにたじろがず、分厚いオーケストラや合唱と渡り合ってドラマティックな歌声を響かせた。難曲ばかりのアリアをたっぷりと聴かせ、ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場との来日公演での歌いぶりを期待させるに十分だった。
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文:フリーライター 千葉 望
Photo:2010 Fondazione Arena di Verona

posted by Japan Arts at 14:56 | マリインスキー・オペラ2011>レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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