2010年07月03日

ゲルギエフ×グレギーナ最強の「トゥーランドット」マリインスキー・オペラ現地レポート!

現在サンクトペテルブルグに打合せ&取材のため滞在しているスタッフ「M」から、昨夜7月2日(金)にマリインスキー劇場で上演されたプッチーニのオペラ「トゥーランドット」のレポートが届きましたので、ほやほやをいち早くお届けします!
(写真はまた追って掲載しますのでお楽しみに!)

カリスマ2人による 圧倒的で、繊細な「トゥーランドット」
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「現代最高のトゥーランドット」マリア・グレギーナが、ゲルギエフ率いるマリインスキー・オペラと共演し、満席の会場から大喝采を浴びました。
昨日(7月2日)の公演は、2ヶ月にわたる白夜祭のメインイベントのひとつ。
まずは冒頭からマリインスキー歌劇場管弦楽団の美しく、怪しく、そして何かを予感させるような音楽が、客席を「トゥーランドット」の世界に誘いこみました。
今までに何回も上演され、さまざまな演出(バージョン)が作られていますが、マリインスキー・オペラの舞台は、トゥーランドットの純粋さ、成長、カラフやリューや群集との関係を効果的に表現しながらも、とても正統的なもの。

終演後のインタビューで、ゲルギエフが「今回の演出は決して奇をてらい、観客を驚かせるようなものではありません。私はただプッチーニの音楽の持つ素晴らしさを、最高の歌手と合唱、そしてオーケストラで伝えたいのです」と語っていましたが、その言葉が、今回来日する「トゥーランドット」の魅力を伝えてくれています。と同時に、ただ単に正統的というだけではないところも、今回の見どころの一つ。
 それは、舞台の中央に、回転したり、合唱団が出入りしたりできるような仕組みが施された円形の台。これが、急な傾斜のある床の中央に置かれているので、ぐんとせりあがったり、沈んだりするように見えるのです。
 さらに、その円形の台の中央から、白い衣装に身を包んだ合唱団が出てきて、透明な声を響かせるとトゥーランドットと純潔と、彼女に課された宿命とが舞台全体から伝わってくる、非常に印象なシーンの一つになっていました。
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そしてやはり、マリア・グレギーナは、登場した時から違いました。
圧倒的なオーラを漂わせ舞台に登場するのですが、そのカリスマ性だけではなく、 トゥーランドットの心の変化を繊細に表現。残忍でエゴイスティックなだけではない、むしろすべての女性がトゥーランドットに自分自身を重ねあわせ、共感してしまう・・・という役づくりをしていました。
それにあわせ、グレギーナは圧力を感じるほどのフォルテッシモでも、胸のうちを吐露するシーンでも、声量にとともに豊かな響きがあるアリアは、「世界のトゥーランドット、ここにあり!」と確信させてくれました。
今回の上演は、グレギーナの他にも、カラフ役にガルージン、リューにシェン・ナという中国人の歌手がゲストとして招かれており豪華なキャストでしたが、もうひとりの主役とも言えるのがゲルギエフ&マリインスキー歌劇場管弦楽団。
ゲルギエフが放つエネルギーが歌手にインスピレーションを与え、オーケストラからドラマティックな響きを紡ぎだしていました。
Turand.fotoN.Razina 191.JPG
♪公演詳細は下記をご覧ください。
来日公演は2011年2月! グレギーナの出演日は2月19日、20日です。
http://www.japanarts.co.jp/html/2011/opera/mariinsky/turandot.htm


マリインスキー・オペラ日本公演専用のツィッターアカウント
@mariinsky_opera

posted by Japan Arts at 14:53 | マリインスキー・オペラ2011>レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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